眼圧測定

目の病気のことへ

眼圧 は眼圧計を用いて測定します。

眼圧が高くなる病気に緑内障・低くなる病気にブドウ膜炎などがあります。

この2つの病気はよく似た症状を示すので、緑内障やぶどう膜炎が疑われる時には眼圧検査を実施する必要があります。

眼圧検査 ヒトの眼圧検査は空気を目の表面に吹きつけて測定しますが、動物では直接プローブを角膜表面に接触させて測定します。

測定時にまっすぐ前を向いた状態で測ります。痛みはありません。測定は数回行い、数分で終了します。注意点としては、顔や首の位置・おさえ方(保定)・体の緊張具合によって、検査結果が高く出ることがあります。そのためにお預かりして検査をさせていただくこともあります。

ほとんどの子は眼圧の検査を問題なく受けることができますが、眼圧検査が苦手な子もいます。

力が入ると眼圧が高くでてしまうため、興奮状態になってしまう時は、目の状態の確認後に検査を中止することがありますのでご了承ください。

眼圧測定は緑内障を診断するために必要な検査です

緑内障の初期は眼圧の上昇は軽度です。もし、少し高めの数値が出た時には必ず再検査を受けましょう。

正常眼圧は 犬で25mmHg未満 猫で27mmHg未満とされていますが、時間帯や個体によっても差が出ます。 その子のいつもの眼圧を確認しておくことで、眼圧の上昇に早めに気がつくことができます。

緑内障は進行した状態で発見されることが多い病気なので、早期発見のためにも健康診断として眼圧検査を受けることをお勧めします

緑内障になりやすい犬種

・柴犬

・シー・ズー

・ミックス

・アメリカン・コッカー・スパニエル

・ビーグル

・トイ・プードル

・ミニチュア・ダックスフンド

緑内障になりやすい犬種の子は、症状がなくても定期的に眼圧測定を受けるようにしましょう。

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