犬のドライアイ
犬のドライアイは涙の量が減ったり、質が悪くなることでおこります。シニアの子に多い病気ですが、好発犬種だと若い子でも起こります。猫のドライアイもあります。(犬ほど一般的ではなく、原因も異なります)
目やには健康な子でも多少は出ます。最初は症状も軽いので、ドライアイだと思わず様子を見る方も多いです。
「もう歳だし、目やにが出るのは仕方ない」とお話しされる方も
⚠️ 症状が軽度だと、市販の目薬の点眼で様子を見るケースがありますが、注意が必要です。ドライアイの時に使ってはいけない目薬があります。
犬や猫の点眼薬に関しては使用前に獣医医師にご相談をお願いします。(下記参照)
ドライアイは徐々に進行します。
このような症状が見られたら、検査を受けましょう。初期段階で症状に気づいて受診していただけるのが理想的です。
上記の検査は健康な子でも受けるようにしましょう。ドライアイは早期に発見し、早い段階で治療が開始できると、少ない目薬で治療することができます。
ドライアイになりやすいと言われている犬種もいます。下の犬種に該当する子達は、定期的なドライアイの検査をお勧めします。
ドライアイになりやすい犬種
・イングリッシュ・ブルドック
・ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
・パグ
・ヨークシャー・テリア
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・ペキニーズ
・ミニュチュア・シュナウザー
・イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
・ボストン・テリア
・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル など
ドライアイの治療は、目薬やご自宅でのケアが必要になります。まずはペットの目薬お読みいただき、正しく目薬をご使用下さい。
処方された目薬を指示通りにさしていただく事が大切です。目薬の本数・回数は飼い主様の負担がかからないように心がけていますが、状態が悪い時は多めの点眼をお願いすることもあります。
ドライアイの子は目ヤニの管理も大切です。目ヤニはなるべくこまめに取り除くようにしましょう。
点眼がとても大変な場合は、診察時にお伝えください。飼い主様の生活スタイルや、その子にあった点眼方法を一緒に考えていきたいと思います。
KOIRA KISSA Pet Clinic
⚠️市販(ペットショップ・オンラインサイト含む)の目薬の中にはドライアイ・角膜潰瘍の時などににさしてはいけない目薬があります。
点眼後一時的に症状が良くなったように見えたとしても、のちに悪化する事があります。