シルマー・ティア・テスト(STT)

目の病気のこと

涙の量を測る検査です。紙の検査紙を利用します。

数値が低い=涙の量が少ない

犬の正常値は15mm/min以上となります。

検査予定の日はなるべく目薬をささずに、来院してください

直前に目薬をさしてしまうと正しい結果が得られません。

検査方法 下まぶたと黒目(角膜)の間に検査用紙を挟み込んで、そのまま1分間待ちます。痛みはありませんが、違和感があるようです。検査紙を手で取ろうとする子もいるので、注意します。検査用紙が外れないように目を軽く閉じさせてもらいます。

1分間経ったら、検査用紙の数値を確認します。反対側の目も同様に行い、検査終了になります。途中動いてしまう事もありますが、ほとんどの子はこの検査を受けることができます。

1分間、頑張ります

ドライアイの治療中の子は定期的にSTTを確認します。治療がうまくいっているかどうか、今後点眼薬をどのようにしたらいいのかの判断材料になるため、大切な検査です。

ドライアイの初期はこのSTTの数値がわずかに低いだけということがあります。健康な子でもドライアイの早期発見のために1年に1回はSTTを受けることをお勧めいたします。